e キミの声ならば。

キミの声ならば。


日記の逆転検事2ネタより。

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御剣「先ほどから、何をぐったりうなだれているのだね、キミは」

成歩堂「いやいや。この『信楽 盾之』ってヒト。
      …ちょっとズルイなあって思ってさ」

御「何がだ」

成「御剣のお父さんのことを知ってて。
  今は、その名の事務所をやってて。
  …僕が知らない小さなお前のことも、たくさん知ってるんだろ。
   ほら、雑誌でも『レイジくん』とか呼んでるしさ……なんかズルイよ」

御「フッ。キミも私を下の名で呼びたいのかね?」

成「え? いやいや。別にそういうわけじゃ、ない…けどさ」

御「顔が赤いぞ、成歩堂。
   かまわん、 キミの呼びたい名で呼べばいい。
   ミツルギでも、レイジでも…好きにしたまえ」

成「す、好きにしたまえ、って。
   それはそれで、どうでもいいって感じがしてイヤだぞ!
   別に名前で呼んだほうが特別なカンジがしてイイとか
   恋人っぽいっていうか…
   ………生涯のパートナーみたいとかってわけじゃないんだけど…
  
   …な、なんだよ、肩を震わせてこっそり笑うなよ! 御剣」

御「まったく。キミは、実にユカイなオトコだ」

成「うるさいなあ。もう、この話はオワリ!
  お前が笑うのは嬉しいけどさ。僕の真剣な気持ちをからかうなよ?」

御「別にからかってなどいない。
   私は真実を述べたまで」

成「え?」

御「ミツルギでも、レイジでも。
   “キミの声ならば”…どちらでも、構わないのだよ」


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